2009年6月25日木曜日

初心者はニドゥオンゲから、、その2

実際の師匠の演奏を目の前にすると、大抵の人が動く手に目を奪われて、肝心の「音」の方の観察が疎かになる。結局、師匠のがキチンと聴き取れない奴にマトモな太鼓が叩けるワケがないのだ。また、タッチを身につけるというのは、叩く太鼓の全てを聴いて、それに近づける作業だし、その時には、自分自身のフィードバックが必要になる。面倒臭い作業だけれど、これ以外に道はない。だから、自分自身とキチンと向き合えない奴はいつまでも上手にならない。

しかし、このやり方は我々現代人の感覚からするとチョット時間が掛かり過ぎの感がある。

だから、僕はニドゥオンゲから教える事にした。

バチで叩く太鼓は大雑把に言えば、このタッチの問題を棚上げしておく事が出来る。こちらで6個の太鼓をキチンとチューニングしておけば、後は太鼓の真ん中を叩けば鳴るワケで、スグ誰でもリズムを学ぶ事が出来る。まあ、本当はバチで叩く太鼓もタッチが大切だし、このニドゥオンゲもベースをミュートしなければならないし、色々あるんだが、それでも、手で叩く太鼓に比べて初心者に易しい事には変わりがない。

後は運動神経だけだから、両手を使った簡単な頭の運動だと思えばよろしい。したがって、初心者は先ず、ニドゥオンゲから始めて、自分自身でグルーヴを創り出す快感に目覚めてもらうのが一番だ。そして、ここで楽しめる奴は放っておいても勝手に先に進んでいく、、、と思う。

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