2010年8月13日金曜日

太鼓の種類 ブンブンブ その3

これがウチの村の太鼓頭・新旧二人


                            
手前がシャウリで奥のサル番長似のカメラ目線がロバートさん

現在、ロバートさんはこの村を出て、ガンダにある自分の村で

活動を続けている 。僕がNgoma Tourを行いムゼー・ランドゥの

「キガンガ」を演じて貰うには必要不可欠な人だ。

ムゼーは自慢の息子“天才カタナ”が居るけれど、

やっぱり、「キガンガ」は新作より、古い曲の方が面白い。

良く出来ている作品が多いと思う。

こういった曲は幾ら天才カタナと言えども叩けないから

ロバートさんはとっても大切な存在だ。

“今、現在”も現役で新曲を創作し続ける80代!

ムゼーランドゥは自分の新曲が一番大事だろうが、、、

“ムゼーコータ”や“カリサ・シリア”“ムゼーブンゴ”達

僕がこの世界に入った時には既に亡くなっていた

MABUMBUMBUの伝説的名手達の曲は

やっぱり、、、格好良い。

一方、シャウリは僕と同い年で

この村にちゃんと関わり始めた頃には

既に太鼓若頭として才能を発揮し

「ああ、、こいつが後を継ぐんだろうな」と思ったが

その後、村の金を惚れた女に注ぎ込み

村を追い出されてしまっていた。。。。

それからはムゼーカデンゲのGONDAや

ムゼールベンのNAMBAのグループで叩き

“Ngoma叩きの一匹狼”としてキャリアを積み

Ngomaの腕一本で渡り歩いたことが

良い方に作用して

更に強力なNgoma叩きとして帰って来た。

勿論、このキッカケは「Ngoma Tour」だ。

最初、頑なだったムゼーも

3年目かな?村に立ち入る事を許し

4年目には村に復帰できた。

彼はサファリの兄貴で

弟、後輩達のような“爆音”は無いけれど

正確なタイム感と曲やアンサンブルの理解度

タッチの種類等でやはり一つ抜きんでている。

“GONDA”“NAMBA”そして“MABUMBUMBU”と

よくもまあ、 これだけの曲を覚えたもんだ、、、と感心する。

それぐらい各種Ngomaの曲を知っている。

特に、僕がこの世界に入ったキッカケの

“GONDA”も叩けるという事で

僕自身が勝手に贔屓しているのかも知れんけど。。。。

そんなシャウリがGONDAのフルメンバーを従え

最高に格好良かった時の写真がこれだ!

“KIGANGA”が名人の優れた個人芸であり

噺家の名人芸に近いのに対し

“GONDA”は大勢による大掛かりな

ギリアマ式オーケストラだ。

日本での再現は不可能に近いが

僕が一番好きなNgomaでもある。

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