2010年8月14日土曜日

太鼓の種類 ムションド その2

「マザンバヒのムションドは凄い!」

これが僕の相棒サイディとの共通意見だ。

アレぐらい凄いのはチョットいないな、、、

彼は父親か母親がディゴ族のハーフで

昔ながらの“ムゼーカヒンディ・ツァンジェ”のような

ムションド1本にブンブンブが1本(多くて2本)のスタイルを

現在の大中小のブンブンブを並べるスタイルに変えた張本人だ。

初めて彼の太鼓を観たのが第1回の“Ngoma Tour”で

「なんじゃ!こりゃぁ!!」と言う衝撃を受けた。

もう、全く次元が違う、としか言いようの無い「音」で

ムションドが早ければ“速射砲”のように飛び出し

他のカブンブンブ達と組み合わせれば“芋虫”のように這いずり回る。

終いにはカブンブンブ達を横に寝かせて

その上に座り、足も使い始めて自由自在に叩き始めた

まあ、兎に角、傍目からは

「かる~く叩いている」だけなんだが、、、、、

非常にちから力強い音で

1本の太鼓とは思えないほどの

バリエーションを持って語りかけてくる

いやぁ~凄い!御見それしました。

「手順は後追いで何とかなる」

「秘密はあの魔法のようなタッチだ」

これも僕とサイディの共通意見

だって、マザンバヒ出現以降

殆どのムションド叩き達が

ブンブンブの数を増やしたけれど

あの魔法のタッチが無ければ

ゼ~ンゼン、、、ダメ!!(苦笑)

僕はその後も何度か

Ngomaの名手達のお葬式とかで

マザンバヒの太鼓を聴いたが

彼がムションドを叩いた後

他の太鼓叩き達は

「ま、一服しよう」と叩こうとしない(苦笑)

巫女さん達も彼のムションドに翻弄され

「燃え尽きた」カンジになってしまっている。

そして、彼らは魔法使いみたいな感じなので

マザンバヒ自身も嫉妬によるゴタを避けるために

実に控えめで

サッと叩いて、サッと止めて、サッと去ってしまう。。。

う~ん、、、勿体無い。

マザンバヒがソリストで

僕とサイディがサイドを固め

ダバに凄い奴が入って

凄い巫女さん4、5人で日本行けたらさ

ガキのオママゴトで

「ブッ飛ぶ!」「最高!」とか言っている連中が

文字通りシロ目剥いてブッ倒れるか

硬直して動けなくなるようなモン

観せられると思うけどね

まあ、金が無いからムリか!!

カズング・マーシャとカズング・マザンバヒの

写真が無いのが、、、、、、、、、、

う~~~ん 残念だ。

お詫びにこれが正しいムションド叩きの姿勢

オッチャン!格好良い!!











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