2009年7月24日金曜日

技術と感性、、、その1

「米国のドラマーは非常に高い技術を持っている、ここで演奏しているアフリカ人のドラマー達は、技術的にはそれほど高くないかも知れない、しかし、彼らは太鼓で喜び、怒り、悲しみを表現できるほどに、とても表情豊かにドラムを演奏する、もし、その音楽が、そのドラマーの技術が高いからと言って、それがいったい何だと云うのだ?」

ある尊敬するドラマーが自分のアルバムを評して、こんな事を云った(と思う)

「やっぱり、スゲェーなぁ、、、」と思ったけれど、いまいち実感がなかった。

「格好良いし、説得力あるけれど、俺が言ったらウソだなー、、、」と思った。

最近は村で暮らし、朝から晩まで太鼓の事だけというワケにはいかないけれど。

「練習なんてものは、どこでも出来る!」と、

今まで「格好良いなー」とか「便利だろうなー」とか思っていた。

コンガ叩きの人達のアノ「手首カタカタ」を練習中。

時々、兄弟分Mが日本から、ヘンテコな面白いパターンを送ってくれたりして。

別に、新しい曲のアンサンブル・パターンなんだろうけれど、

チャッと出来ないと

「なーんだ、出来ないの?」と言われたみたいで、ムカツクから。

それも、一人の太鼓に置き換えて、練習してみたり。

兎に角、やっぱり、自分次第だと思うこのごろ。

人に教える時には、

僕の場合、よく、相手が本当に分かっているのか?と不安になる。

タッチだって、相手がその違いを聴き分けていなかったら、説明のしようがない。

技術については、僕はよく分からないから。

僕のグッとくるところ、そこに共通の意識が生まれなければ、難しい。

本当に難しい。

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