さて、僕が習ったアンゲニャのパターンはこんな感じ(表1)
何故かこちらの人達はアウフタクトを付けて叩く事が多いから、少々分かり難いが、
2回目以降は1の所から3に戻ってからはずっと(表2)の繰り返しとなる。
勿論、これには色々なバリエーションがあって、カウントの1・2・3・4を見失わなければ何をやっても良いような状態だ。
どうしてカウントを取る事が大事か?
殆どのリズムが4カウント又は8カウントで1サイクルのリズムパターンなのだが、この事を知らないと、チョットした事でアンゲニャからリズムパターンへ、又はその逆へ戻って来られなくなってしまう。
初心者に教える場合には両手のコンビネーションを「先ず左手がここ、次に両手でここ、それから右手でここを叩く」というように順序立てて教えていくので、本当に誰もがスグに叩けるようになるが、
実は左手が4分で一定のテンポを叩き、そのテンポの上を右手が4カウントで循環していくという事が実感として分かり難い。
これが次の段階で自分のプレイに自由を求める時に大きな障害となるのだ。
ネイティブはこんな事は考えず、感覚だけで叩いていると思うし、本音を言えば僕もこういった事は面倒だし得意じゃない。しかし、我々外国人がスグそんな感覚を持てるワケがないし(太鼓初心者は特に)後々、きっとタメになります!面倒臭くても頑張りましょう。
簡単なリズムパターンは(表3)と(表4)の通り。右手の番号は太鼓の音の低い順です。写真と比べてみて下さい。
ここで大切なのが、2番の太鼓でドゥーンと伸びのある低音が欲しい。これが結構このリズムの肝なのだ。また、1番のベースはボコボコの状態でも構わないと思う。叩く時には左手のベースが非常に大事なのでキチンとミュートさせつつ大きな音で叩き、右手は強弱をつけつつあまり振り上げずに手首を使って軽やかに叩いて、スムーズに移動させる事が重要だ。
また、どちらも太鼓の中央を叩くというのは言うまでもない。
さて、右手の手順に注目すると、「カウント1の時に必ず4番の太鼓を叩いている」のが分かるはずだ。ここが肝心で、アンゲニャの時に5番6番を使ってシンコペーションさせた後、リズムのアタマに戻る時も、このカウント1の時に4番に戻って来られなければならない。
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